Web関連の受託業務をやっているので、その中で気付いたことをメモしています。
業務上、混沌とした状況に投入されたり、漠としたクライアントの要件を整理したりする機会が多く、いわゆるIT系の技術を活かした施策にこだわらず、問題解決や目的達成に向けた考え方をするようになりました。
Web標準やプロジェクト管理手法などの書籍は増えてきました。基礎知識としては理解しておくべきですが、受託の現場ではなかなか思うようにいかないことがあります。またWeb制作においては少額案件も多く、プロジェクト管理体制を確保できないことがあり、ディレクターの守備範囲となることが多いです。
「ディレクター」と言っても、プロジェクトの内容により位置づけが変わってくるので、幅広い知識と柔軟性が問われます。飛び抜けた専門分野がある方(かつ、周囲が認識して専門家としてプロジェクトに起用され続ける)を除き、得意分野しかできないディレクターは、今後厳しい状況になると思います。
Webディレクターは、クライアントの要望を実現するチカラが必要なのですが、IT技術の知識だけでは実現できないことがあります。逆にいうと、IT技術が完璧ではなくても立ち回る事ができます。
「それは何か?」は私自身、模索中ですが、方程式のようなものはうっすら見えてきています。
Web制作のディレクターになったきっかけは偶然だったのですが、幸いにも、大規模プロジェクトや大手サイトの運用案件を数年経験させてもらっています。振り返ると綺麗にお膳立てが整ったプロジェクトは無かったようです。混沌としたプロジェクトの引き継ぎや、要件不明確で予算と納期だけが決まっていたり、要件そのものを定義しつつ限られた予算内で自己解決したり、クライアントの社内調整が主な仕事といったような、教科書には載ってない(載せられない!?)ようなプロジェクトに携わってきたので、都度、解決策を模索しながら、乗り切って(乗り切れないことも・・・)きました。
自分なりにノウハウは溜めているのですが、他人に伝えることができず、何か表現したいと思って、このサイトを始めました。
個人的なメモの公開版なので、記載内容の責任は、私にないという認識です。たまたまこのサイトを見つけた方の業務上のヒントになれば幸いです。
書きかけ、まとまりのない表現、私にしか伝わらない内容等々ありますが、ご容赦ください。